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湯谷温泉は、宇連川の両岸に旅館が立ち並び、桜・新緑・紅葉などが四季折々に板敷川の清流に映え、刻一刻表情をかえる渓谷随一の景勝地として有名です。ここから涌き出る鳳液泉は、1200年前より万病に適するものといわれ、数多くの人々に親しまれている湯です。温泉の泉質はカルシウム・ナトリウム塩化物泉で、泉温は52.0度、湯量豊富でリウマチ性疾患・創傷・慢性湿疹・婦人病・更年期障害などに効果があります。
(新城市観光協会 鳳来支部)
湯量豊富な温泉を利用して、遊びながら健康づくりができる施設です。トレーニングルームのスポーツ施設と大浴場(普通浴場・気泡・圧注・寝湯)、露天風呂(うたせ湯)、サウナ室、レストゆ~ゆ~のヘルスケア施設があります。
もっくる新城は新東名高速道路新城インターチェンジの近くに位置します。歴史的にも伊那街道「山の湊」として栄えた交通の要衝です。 訪れる多くの観光客が自由に休憩し、食事と産物を、さらに奥三河の歴史・文化を楽しめる場所です。そして地元市民が集い交流する、そんな活気あふれる地域の拠点です。
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“仏法僧”と鳴く鳥の声が聞かれる鳳来寺山は、奥三河に分布する旧火山郡の最南端にあって、東三河平野を隔て三河湾を望む事が出来ます。この山は、何回かの火山活動、地殻変動、風化侵食作用によって原形を失い、現在の険しい岩山となっております。その特異な山容は古くから信仰の対象とされ、多くの伝説や文学作品が生まれています。
【昭和6年7月31日国指定名勝天然記念物】
文武天皇の大宝3年(703)、利修仙人によって開かれた真言宗の古刹。鎌倉時代に源頼朝によって再興され、三重塔が建立されたと伝えられています。江戸時代になってからは、松平広忠と夫人於大の方が鳳来寺の峯薬師如来に子授けを祈願し、家康を授かったという徳川家康誕生の縁起によって、鳳来寺は幕府の厚い保護を受け、三代将軍家光の時代には21院坊、寺領千三百五十石という盛大さを誇りました。
慶安元年(1648)4月、三代将軍家光は日光東照宮参詣のおり、「日光東照宮御縁起」を見て、家康の父・広忠が夫人於大の方とともに鳳来寺の本尊峯薬師如来に祈願して家康が生まれたことにあらためて感銘し、祖父報恩のため、家光は鳳来寺に東照宮の建築を命じ、四代将軍家綱が慶安4年9月完成させました。全国には多くの東照宮がありますが、鳳来山東照宮は日光、久能山とともに三東照宮と称されています。
【昭和28年11月14日国指定重要文化財】
湯谷を中心に、宇連川の上・下流約5kmほどの渓谷を鳳来峡と呼んでいます。上流の川底は流紋岩や流紋岩質凝灰岩が、また下流には頁岩層があり、共に板を敷きつめたように見えるので、板敷川と呼ばれています。流れの所々に大小の滝や淵、岩がみられ、峡谷美を一層印象的なものにしています。
JR飯田線三河川合駅から、宇連川に沿って約1km。宇連川の支流、乳岩川の上流にある全長約4kmの峡谷を乳岩峡と呼んでいます。一枚岩のような川底や岩、大小の洞窟が連なる風景は圧巻。流紋岩質凝灰岩中に含まれている石灰分でできた乳房のような大小多数の鍾乳石が垂れ下がる洞内には、子安観音と三十三所観音が祀られています。
【昭和9年1月22日国指定名勝天然記念物】
巣山高原から流れる水は、下吉田阿寺地内で阿寺川となり、礫岩の断層崖を落下して、全長64mにわたる7段の階段状を成し、すばらしい曲線美を描いて深い滝つぼに落ちる姿は幽玄そのものです。上から2番目と5番目の滝つぼは大きな甌穴を持ち、礫岩にかかる滝のものとしては学術上貴重なものとされています。また、この礫岩を子抱石ともいい、これを祀ると子供が授かるという伝説があります。